歯の治療を行う場合、ブリッジと呼ばれる治療が行われることがあります。

歯のブリッジ治療

歯のブリッジ治療は失った歯のそれぞれ横の歯を削って、失った部分に橋をかけるように歯を補う方法です。だいたい2本の歯で3本の歯を作ることが多く、3つの冠が一体化したものを歯につけています。

奥歯で使われることが多く、噛むことが多いことから保険治療の場合、耐久年数は7年から8年となっています。保険治療は金属で行われることがありますが、金属の場合はさらに耐久年数が少なくなることがあります。

きれいで自然な歯にするには素材に注目します。自然な歯の感じになる素材には、セラミックやジルコニアがあります。セラミックは金属よりも見た目が良く、着色汚れなどもつきにくいのがメリットですが、曲げようとすると割れてしまったり、欠けてしまったりするのがデメリットとなります。

ブリッジはもともとある歯にかぶせていく方法ではないので、噛んだときなどたわんでしまったり、欠けてしまったりすることもあります。そのためしっかりとした素材が必要となります。

ジルコニアブリッジとは?

セラミックの中でもより強度を増し、耐久年数が多いのがジルコニア素材です。ジルコニアは硬度があり前歯だけでなく奥歯にも使用することができます。

ブリッジは一定の強度が必要なので、強度に欠ける素材だけで治療することはできません。それを補ってくれるのがダイヤモンドの代わりとして使えるほど硬いジルコニアです。

セラミックを補強するために金属を使うことも可能ですが、金属は口の中でイオン化すると金属アレルギーを発症させる恐れがあります。元々金属アレルギーを持っている人は金属を使った治療ができません。体に親和性があり、歯茎や天然歯に悪影響を与えない素材の方が扱いやすいです。

安定して口の中に存在できるということは、酸やアルカリなどによる劣化が遅いことを意味するので長期的に口の中で機能します。

メリットとデメリット

ジルコニアでブリッジを行うメリットとしては見た目が良い、金属アレルギーがある場合にも使用することができる、歯茎がいつまでも黒くならないということがあげられます。特に前歯に行う場合は、自然な感じに仕上がることが多いです。

デメリットとしては、両方の歯が虫歯になったり歯茎が弱ったりするとジルコニアを使用していても強度が下がってしまう、奥歯に使用する場合は、たわんでしまうことがあるということがあげられます。

保険治療に比べて一番のデメリットとなるのが、費用がかかることです。一般的にセラミックの2割~3割ほどかかり、保険を使うことができません。

保険診療が認められている素材は金属とプラスチック、そしてハイブリッドプラスチックだけなので、歯を白くするためのセラミックにも保険が適用されません。よって全て自己負担になるため、費用は1本当たり10万円~15万円が相場です。1か所抜けた歯をブリッジ治療する場合、その歯の両隣の歯もけずって治療をしなければならないため、料金は3本分ということになりますので安いところで30万円程度になることが多いです。

自費診療の場合は歯科医院が独自に費用を設定できるため、通院する歯科医院によっては1本20万円と高めに設定することも少なくありません。ただ強度の劣るプラスチックなどで同じ場所の治療を何度も受けるより、1回で精度の高い治療を受ける方が安くで済むという考え方もあります。

ブリッジ自体にもメリットとデメリットがあり、デメリット部分では、健康な歯も削らなくてはならない、歯の健康や口腔内の環境を整えなくてはならないといったことに気を配らなくてはなりません。

素材に注目するだけでなく、本当にその治療で良いのか、長い目で見て本当に耐久年数はあるのかなどをしっかりと考えることが大切となります。また、通院しやすい場所にあるか、ということも見るようにします。金属アレルギーがある場合はジルコニアやセラミックの方がメリットがあります。アレルギーがあるかどうかわからない場合にも使用することができるのもメリットの一つです。

また、ジルコニア素材を使用している歯科医院がまだ少なく、作るに関しても外部にお願いすることがある、セラミックにできない歯科医院もあるので違う歯科医院に委託することがあります。そうなると出来上がるまで時間がかかることがあり、すべての治療が終了するまでにある程度の期間が必要となることがあります。