歯のホワイトニングには保険が適用されません。これは機能を改善するための治療ではなく、見た目を綺麗にするといった審美目的の治療に当たるためです。

ホワイトニングは保険が適用されない

その他歯医者で行うことができる治療で保険適用外になっているものとしては、インプラント、金歯などの金属をたくさん使った義歯、歯列矯正、病気以外の予防のための治療、そしてホワイトニング、の5つです。

保険が適用されるのは、ケガや病気など日常生活に支障をきたすものに対してだけです。美容はもちろん、将来の病気が不安だから予防したいというような治療についても保険が使えません。

歯の黄ばみや歯並びが悪いことで虫歯や歯周病のリスクが上がりますが、日本ではこれは美容や予防の範囲であって保険適用外になっています。

つまりホワイトニングをするには全額自己負担になります。一般的な歯科治療であれば数百円や数千円出せば治療できることが多いですが、その範囲内に収まらない可能性が高いです。

そこまでお金をかけてやるメリットはないと躊躇うかもしれませんが、結婚式などで自分磨きのための自己投資としてやって、満足している人は多いです。また、歯を白くすることで結果的に虫歯予防にもつながるというメリットもあります。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングの種類は、ホーム・オフィス・セルフの3つで、この中で一番コストパフォーマンスが高いのはホームです。

自宅で自分でホワイトニングをする方法で、歯科でマウスピースと薬剤をもらい、寝ている時などに薬剤をマウスピースに入れて装着して寝て、歯を漂白していきます。1〜2ヶ月くらいかかるので急いでいる人には不向きですが、トータルで1~2万円程度で歯を白くすることが可能です。マウスピースは一度製作してしまえば繰り返し使用することができるので、その後の費用は薬剤代だけになります。

オフィスの費用は、大体ホームの2倍くらいが目安です。国家資格を持った専門医が高濃度の薬剤と、薬液の浸透を促進するライトを照射して歯を白くしていきます。1回だけでも効果が実感できるほど即効性が高いです。1回につき3万円ほどかかってしまうことが多く、さらに理想の白さに近づくまでには平均して2〜4回の通院が必要なので、10万円ほどかかってしまうことも少なくありません。これを考えると大体ホームの数倍の費用が必要になります。

セルフホワイトニング

もっと気軽な値段で試せるのは、セルフホワイトニングです。

これはサロンで提供されるホワイトニングセットを使って自宅で行います。資格なしでも使えるポリリン酸、メタリン酸、酸化チタンなどを使って歯の表面の汚れを落としていきます。1回あたり大体3,000円〜6,000円が相場です。

セルフの方法は歯を白く美しくするというよりも、タバコのヤニやワインのタンニンなどで汚れてしまった歯を本来の色に戻すためのものです。歯を漂白するレベルまで白くしたい人ではなく、歯の黄ばみが気になっている人に適しています。

保険が使えない自由診療では費用が高くなりやすいので、どの方法が自分に適しているかを考えて比較検討してみましょう。

虫歯治療をした部分は白くならない

ホワイト二ングをするときに注意したいのが「虫歯治療をした部分は白くならない」ということ。いくら周りの歯を白くしても、虫歯治療痕のある歯が白くならなければそれがより目立ってしまいます。

そういった歯はホワイトニングで効果が出ることはないので、近年では歯の表面を削ってセラミックのチップを貼り付けるラミネートべニア、セラミックの被せものを被せるオールセラミック治療などで白く自然な歯を手に入れる方も増えています。