歯並びが悪いと歯磨きなどがしにくく、見た目が悪いだけではなく虫歯や歯周病などのリスクなどが高くなってしまいます。それを避けるためにも、綺麗な歯並びにするためにも有効な治療が歯列矯正です。歯列矯正は子供のやるものと思われがちですが、近年では大人も歯の矯正を行うことが多くなってきています。



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大人の歯列矯正

大人が歯列矯正を行うメリットとしては、子供と違って顔の成長が止まっているため治療しやすいということが挙げられます。矯正は長期間にわたって行う治療のため、その間の痛みや違和感がストレスになってしまうことがあります。子供の矯正の場合は成長期のため、治療計画とは異なる顔の成長が起こることもあり矯正が長引いてしまうことが考えられます。大人の場合はその成長がないことから、治療がスムーズにいくことが多いとされています。

矯正終了後の綺麗な歯並びによってコンプレックスを解消できるのもメリットと言えます。心理的なストレスが緩和されることによって笑顔に自信が持てるようになったり、表情筋の動きが良くなることで美容面でもメリットを得られるようになります。プラークコントロールもしやすくなることによって、虫歯や歯周病の予防にも繋がりやすくともいわれています。

大人の場合の矯正費用

様々なメリットがありますが、問題なのが歯列矯正は自由診療のため保険が適用されないということです。つまり長期間の治療ということでその分治療費用も高くなっていきます。歯科医院によって費用は異なってきますが、治療方法によって値段は異なってきます。

一般的な治療費用の総額としては80万円前後〜120万円前後程度が多いとされています。

治療前にかかる費用としては、初診で歯の悩みや治療内容などの相談を行うことで発生する相談料に0〜10,000円程度、頭部、口や顔、歯型の採取などの精密検査料として25,000〜60,000円程度、治療計画の説明による診断料に10,000〜40,000円程度かかります。

治療中には歯列矯正器具に650,000〜1,000,000円程度かかります。目立たない裏側からの矯正器具なら1,500,000円程度かかるとされています。

治療後には歯を安定させるためのリテーナーという装置にかかる費用が10,000〜60,000円程度ほどが一般的な料金になります。

治療の流れによって分かれている治療費ですが、料金がきになる場合には矯正を行う前にしっかりいくらトータルでかかるかを確認しておくことをオススメです。また、契約内容以外のオプションがあるかないかも確認しておくことが必要となります。

一般的に治療費はトータル金額を提示して、その金額から治療期間が長くなっても増減せずに最後まで治療する総額制、治療の項目ごとに金額が決まっており、治療期間が長くなることでその都度治療費を払う処置料別払いという支払いタイプの二つがあります。

基本的に治療にかかる費用は高くなってしまうことから歯科医院によってカード払いや分割払いなどが行われています。

治療にかかる期間

気になるのは矯正にかかる期間だと思いますが、これは本当に千差万別です。早い人であれば一年ちょっとや一年半くらいで終わりますが、歯を何本か抜かなければスペースが無くて治療を始められないという場合や、受け口や出っ歯の状態がかなりひどい人であれば三年や五年くらいかかってしまう場合もあります。

ですが、かなり歯並びが悪く、上は出っ歯で八重歯もある上に、下は歯が引っ込んでいて尚且つ上下のセンターがズレている、と話だけ聞くと相当時間がかかりそうな人でも二年足らずで終わる場合もありますので、元々の歯並びにもよりますが骨の硬さなど様々なことをトータルして考える必要があります。

治療を進めるクリニックの方針や、先生のやり方によっても大きく変わってきます。できるだけ歯を抜かずに健康を重視した治療を推奨している先生もいれば、審美歯科的な要素が大きく治療のスピードを重視する先生もいらっしゃいます。どんなクリニックでもカウンセリングや無料の診断がありますので、それを受けてからきちんと自分に合うクリニックを探すことが重要です。

たとえ一年ほどで治療が終わる人であっても、10回や20回は通うことになりますので、できるだけストレスが少ないクリニックであることが大切だと言えます。歯がよく動く人にありがちなこととして、今まで一切動くことのなかったものが急に動き出すのですから、それ相当の痛みが起こる場合があります。もちろん、全く痛みを感じないという人もいるのですが、多少は痛みが起こることが多いようです。痛みがひどい人は、食事をすることすらツラいという状況になることもあるようです。

ですが、歯並びが良くなると自然と笑顔が増えたり、食事をしても歯に食べ物がはさまりにくくなったり、歯磨きをしやすくなるといった様々な良いことが増えますので、治療をした方は、歯列矯正をして良かったという意見がほとんどです。

大人も矯正治療は早い方がいい

欧米では昔から歯列矯正が大切だということは当たり前のことのようですが、日本ではなかなかその考えが根付きませんでした。しかしながら近年は、歯並びが全身の健康に大きな影響を与えるということが段々と日本でも浸透してきており、大人でも歯列矯正をする人がかなり増えています。

子供のうちから始めるのが一般的ではありますが、それはなぜかというと、子供の方が歯が生えそろう前であったり、もしくは生えそろっていたとしても、骨の硬さが大人よりも柔らかいからです。どんな物でもそうですが、柔らかい物の方が押してもすぐに動きます。しかしながら、硬くて頑丈な物ほど、押せば押すほど壊れたり欠けてしまったりするわけです。

歯は、歯茎の上から見えている部分よりも、その下の骨の方が長さがありますので、これを動かすということはかなりの負荷がかかることになります。大人であっても、およそ25歳くらいまでは歯も子供同様に動きやすいのですが、それを越えてしまうとどんどん骨が硬くなってしまいます。ですので、歯列矯正をしようと思っているのであれば、大人の人ほど早めにされることがおすすめです。

大人になって空歯並びを治したいけど「数年単位での治療で矯正器具を前歯につけているのが嫌だ」「料金も100万円以上なんて出せない」という方は、短期間でできるオールセラミック矯正も検討してみるといいかもしれません。

短期間でできるオールセラミック矯正

セラミック矯正は歯を削ってセラミック歯を被せる治療で、たった数回の通院で完了するため短期間で歯並びを綺麗にすることができ、費用も治したい歯1本あたり数万円でできるので、数本の歯並びだけ治したい方には向いている矯正方法です。

歯を削らなければいけないので抵抗がある方もいらっしゃることと思いますが、通常の歯列矯正でも歯を動かすことで歯根吸収といって歯の根が短くなってしまい、将来的に抜けやすくなってしまうこともあります。どちらが長く歯を残すことができるかというとどちらとも言えません。それぞれのメリットデメリットを理解して、自分に合った方法を選ぶようにするのがいいでしょう。